もういい加減日も暮れようという時間帯に、火猫亭で一人の白髪の男がなんとなく黄昏れていた。
その脇には赤毛の女。髪の毛のボリュームがありすぎてなんかもう人体が髪の毛に埋もれている印象すら受けるが、とりあえず露出魔だということは間違いなさそうだ。
ぽつりと、白髪の男が呟く。
「なんかさー…さっき25ダンジョンの前通ったら凄い良い匂いが」
「そうねぇ…良い感じに煮立ってる感じよねぇ…」
「26ダンジョンからも凄い楽しそうな声とか聞こえるしな〜」
「そうねぇ…あそこはほんと弄り甲斐のありそうな子ばっかりよねぇ…」
「抽選漏れってなかなか無い経験だなあ…」
「26ダンジョンにもし参加してたらあんたに“尻に気を付けなさいよ!”って、街中で叫んで忠告してあげたのに」
「いやマジやめて」
「あ〜、でもあんたなんて眼中にないかも知れないわねぇ。こんなしおれたオジサン」
「おまっなんてことを!俺はあれだぞ?あれ。超悪親父」
「ちょい不良オヤジよ。ニュアンスしかわかってない状況で言ってんじゃないわよ」
「…俺虐めてたのしいか?」
「楽しいわ」
店長、生一つ。
そう言う白髪の男の、脳天から重力に逆らって生えている触覚のような一房の髪の毛が、しゅんとしおれた。
----
サティをどんなキャラにするべきか迷って結果こんな感じに。
クェリの父親なんだし、情けなくないわけがない(え)
その脇には赤毛の女。髪の毛のボリュームがありすぎてなんかもう人体が髪の毛に埋もれている印象すら受けるが、とりあえず露出魔だということは間違いなさそうだ。
ぽつりと、白髪の男が呟く。
「なんかさー…さっき25ダンジョンの前通ったら凄い良い匂いが」
「そうねぇ…良い感じに煮立ってる感じよねぇ…」
「26ダンジョンからも凄い楽しそうな声とか聞こえるしな〜」
「そうねぇ…あそこはほんと弄り甲斐のありそうな子ばっかりよねぇ…」
「抽選漏れってなかなか無い経験だなあ…」
「26ダンジョンにもし参加してたらあんたに“尻に気を付けなさいよ!”って、街中で叫んで忠告してあげたのに」
「いやマジやめて」
「あ〜、でもあんたなんて眼中にないかも知れないわねぇ。こんなしおれたオジサン」
「おまっなんてことを!俺はあれだぞ?あれ。超悪親父」
「ちょい不良オヤジよ。ニュアンスしかわかってない状況で言ってんじゃないわよ」
「…俺虐めてたのしいか?」
「楽しいわ」
店長、生一つ。
そう言う白髪の男の、脳天から重力に逆らって生えている触覚のような一房の髪の毛が、しゅんとしおれた。
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サティをどんなキャラにするべきか迷って結果こんな感じに。
クェリの父親なんだし、情けなくないわけがない(え)
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